IPUT電子工学研究会による様々な研究結果をおいておくところ

ダミーロード


送信機の出力電力を調べたりするには実際に出力を消費しなければいけない。アンテナを接続すれば電力は電波に変換されて消費されるが、保証認定を受けていない送信機をアンテナに接続して電波を発射するのは電波法に抵触する。
電波を発車せずに出力を消費するには、送信機の出力インピーダンスと同じ入力インピーダンスを持つ抵抗器を送信機の出力に取り付ければ良い。
ただ、実際の抵抗器は高周波でも純粋に抵抗として働くわけではない。一般の抵抗器は抵抗線を巻いて作ってあるため、高周波ではそのインダクタンスが問題となる。
具体的にいうと周波数が上がるにつれてインピーダンスが上がってしまい、整合が取れなくなるために出力が全て消費されず送信機に逆流するなどの不都合が起こる。
これを解決するには無誘導抵抗器を使うなどの工夫が必要であるが、無誘導抵抗器はそれなりに高価なので、自作しようと思ったわけである。

無誘導巻き


抵抗器のインダクタンスをキャンセルするには巻線をバイファイラ巻きして磁束が内部で逆向きになるようにする。

補正板


SWR改善のために抵抗器と平行に取り付ける電極

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